成婚率とは、ズバリ「結婚相談所で出会った2人が成婚退会する確率」です。
結婚相談所を選ぶときに最も重視してほしいポイントともいえるのですが、実はこの成婚率の出し方は結婚相談所によってそれぞれ違うのです。
大手の結婚相談所では、この成婚率自体を公表していないところも多いです。
公表しない理由の一つには、業界で統一した算出方法の基準がないことがあげられるようです。
日本の婚姻率は?
成婚率の話に行く前に、日本の婚姻率について触れておきます。
2016年1月発表の平成27年の人口動態統計の年間推計(厚生労働省)によれば、日本の婚姻率はなんと0.5%だそう。
さらに、2010~2014年の全婚姻数に対してお見合い結婚(お見合い・結婚相談所)の率は全体の5.5%というデータがあります。
人口の0.5%の、さらに5.5%っていうと…私たちにとってキビシイ現実ですね(;´Д`)
成婚率のカラクリ
成婚率にはカラクリがあるの、ご存知でしたか?
「成婚率50%!」とうたっている相談所があったら、「え?!ここに登録すれば半分の確率で結婚できるの?!」と思ってしまいますが、残念ながらそうでない場合がほとんどです。
登録会員の半分が成婚だったら、「成婚者の数÷会員全体の数」(1)ですよね?
でも、実際は「成婚者の数÷退会者の数」(2)を成婚率といっている相談所もあるのです。
結婚相談所は、成婚(結婚が決まった)したら退会しなくてはなりません。
一方、退会する人の中には婚活を休止した人やその他の理由でやめていく人もいます。
多くの結婚相談所が「成婚率」としているのは、この「退会者のうち成婚でやめた人の割合」のことなんです。
ですのでこの場合、会員者数がどこかにいってしまってることになります。。
たとえば、会員が1000人の相談所で、退会者が100人いたとします。
そのうち成婚退会者が50人だったとしたら、
(1)成婚者の数÷会員全体の数→50÷1000=5%
(2)成婚者の数÷退会者の数→50÷100=50%
本当の成婚率は5%なのに、公表は50%とされるのは、こういう仕組みなんですよ。
だから、結婚相談所の成婚率が公表されている場合は、しっかり母数や計算式を確認しましょうね!
会員数と成婚退会者数を公表している相談所であれば、自分で計算しちゃいましょう。
試しに私がいくつか出してみた結果です↓
(成婚者の数÷会員全体の数)
楽天O-net 11%
パートナーエージェント 27%
ツヴァイ 17%
どうですか?
これだけ!?という感じですか(^^;
でも、思い出してください。
一番最初にご紹介した、日本の婚姻率は0.5%です。
何もしないで生活していたら、結婚できる確率は1%もないのですよ。
それを考ると、結婚相談所で婚活すれば、今より10倍以上の確率で結婚の可能性が広がるじゃないですか!
成婚を成功させるためには
結婚相談所に入会し婚活をスタートさせたら、当然「成婚」してゴールしたいですよね。
では、どうやって「成婚」にこぎつけるか。
これはもう、徹底したリサーチに限りますっ!
結婚相談所のホームページを見ると、会員数や成婚実績、年齢・学歴・年収構成比などいくつかのデータを見ることができます。
これらを見て、自分自身のスペックがどこに当てはまるかを考え、ボリュームゾーンに入るのであればまずは可能性はあると考えてもよいのではないでしょうか。
また、その相談所のボリュームゾーンにいる会員に条件を絞ると見つけやすいかもしれません。
たとえば、年収400~600万円の男性が多い相談所なのに、お相手の希望年収1000万円を条件にしたって、見つからないですよね?
どの年代の、どのくらいの年収の男性会員が多いのかを知り、その層の男性にターゲットを絞って探す方が効率的です。
また相談所によっても、地方に特化した相談所・エグゼクティブ会員の多い相談所・バツイチに強い相談所・30代以上限定の相談所など、様々な条件に特化した相談所があります。
なので、どうしても譲れない条件があれば、その条件に強い相談所を探して入会した方が、あなたにとって理想の出会いが見つかりやすいといえます。
まとめ
成婚率は気になりますがあくまで参考程度、重要なのは「あなたが成婚すること」です。
自力で結婚相手を探そうとすれば、結婚願望のない人もすでに結婚している人も母数に入ってしまうので、まず「結婚願望のある未婚の男性」を探すことから始めなくてはいけません。
そういう意味でも、「結婚願望のある未婚の男性」しかいない場所で結婚相手を探すことは結婚への近道であり、結婚相談所を利用する最大のメリットだと言えますね。